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ARTIST STUDIO解説

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Tias Eckhoff / ティアス・エックホフ
Vestre Slidre, Norway 1926~
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名窯SaxboでNathalie Krebsに陶芸を師事。後にデンマークの国際美術工芸大を卒業後、ノルウェイ Porsglund窯でデザイナー/アートディレクターに就任。戦後モダンデザイン史において、シンプルかつ機能美を備えるものの到達点として多大な評価を受ける。以降、Hadeland窯でのグラスウェア、Georg Jensen, Steltonでのメタルウェア、家具に至るまで、様々なブランドで素材を活用した秀逸な作品を創出。本国ノルウェイのコンペティションほか、ミラノトルエナーレで2度のゴールドメダルを獲得。北欧を代表する世界的なデザイナーである。

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Tapio_Wirkkara / タピオ・ウィルッカラ
Hanko, Finland 1915~1985
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ヘルシンキ中央美術工芸大を卒業後、フリーのデザイナーとなる。1947年、Iittalaのコンペティションでの受賞作品後、その突出したデザイン力はあらゆる事業やジャンルに及ぶ。前述ガラスだけでなくHackmanのカトラリー、Rosentahlの陶磁器、家具やジュエリーなど、様々な素材を対象に、アート、プロダクトから建築に至るまでその功績と受賞遍歴は世界中に渡る。フィンランドのみらず、モダンデザインにおける最重要人物の1人とされている。

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Timo Sarpaneva / ティモ・サルパネヴァ
Helsinki, Finland 1926〜
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ヘルシンキのアートデザイン大を卒業。Riihimakiのコンペティションで受賞後、Iittalaのプロダクトデザイナーに就任。並行してテキスタイル・デザイナーとしても活躍し、1951年のMiran Triennale で銀賞を獲得後は、ガラス作品を中心にRosenthalの陶磁器やW.Rosenlew&Co.のエナメル製キャセロールなど、様々なメーカーと素材においてエポックメイキングな作品を創出。フィンランドのみならず世界的に重要なアーティストである。

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Turid Gramstad Oliver / チュリッド・グラムスタッド・オリヴァー
Sandbes, Norway 1938~
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オスロの美術大学を卒業後、陶芸家Kari Nyquistに師事。1960年にFiggjo Flintに就業。20年に渡りTury Designの名の元、同窯を代表するデザインを展開する。[Lotte], [Tor Viking]など、象徴的なキャラクター、繊細で華やいだ特有のデザインは世界中に熱烈なファンを擁している。現在はテキスタイルなど平面的なアートに携わり、Kunstnernes informasjonskontorの一員を務めるなどノルウェイを代表するデザイナーとして活動を続けている。

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Ulla Procope-Nyman / ウラ・プロコペ
Helsinki, Finland 1921〜1968
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Helsinkiの美術デザイン大学を卒業後ARABIAに入社。Kaj Franckのディレクションの下、日用のテーブルウェアを主に手がけ始める。東洋やスペインの伝統様式に学ぶ彼女のスタイルはプロダクトデザインとして当時画期的なものとなり、中でも1960年に発表された [Ruska]シリーズは”オーブンからテーブルへ”をコンセプトに製作され、国内外でロングセラーとなった。在任中はミラノ・トルエナーレでの受賞など、名実共に同社だけでなく北欧トップクラスのデザイナーとして評価されている。

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Upsala Ekeby / ウプサラ・エクビィ
Karlskrona, Sweden 1886〜1972
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小さな教会で、当初レンガやタイルの工場として設立された同社。1897年からアーティストを擁立した作風を開始し、1930年のストックホルムでの展覧会を期にその独創性や生産性が認知される。1950年代に入り、Mari Simmulson や Anna-Lisa Thomsson など様々なアーティストを輩出、閉窯する1972年までの間、KarlsKrona社やGefle社を吸収し、スウェーデンでも重要な窯として発展した。

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Verner Panton / バーナー・パントン
Funen, Denmark 1926〜1998
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Odenseの技術学校でプラスチック成型を学び、その後王立芸術アカデミーで建築を専攻。Arne Jacobsennの事務所を経て若干29歳で独立した彼は、ベーシックから新素材への確かな技術と発想を元に、ミッドセンチュリー期の革新的なデザイン変遷の重役を担った。 国内Fritz Hansen社をはじめTornet(ドイツ)、Herman Miller(アメリカ)など世界各国の名門ブランドに数々のデザインを提供。インテリア全般に多大な功績を遺している。

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Whilhelm Kage / ウィルヘルム・コーゲ
Stockholm, Sweden 1889〜1960
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GothenburgのValand工芸学校で絵画を学びながら並行してデンマークのJohan Rohceの元で彫金、ミュンヘンPlakatschuleでグラフィックデザインを習得。当初はポスターデザイナーとしてその技量を認識され、Gustavsbergへ入社することになる。スウェーデン工芸デザイン協会奨励の下、伝統的な生活様式を再認識しながら、「毎日使うための、より美しい日用品」を提唱し、中国からメキシコの様式、キュビズムやシュールレアリスムといった学術見地も積極的に取り入れ、北欧のみならず世界中のモダニズム新興の旗手となった。